第26回ジャズストリート(その②)

来た来た!
夏休みっ

いぇーいヽ(^o^)丿

SWANさんでの
サイモンさんDUO、

そして
新発田の生涯学習センターにて
開催されました盛大なるイベント
グッド・アフタヌーン・ジャズ』を終え
(現在、ジャズイン新潟さんのTOPページに
写真掲載頂いてますよ☆)

ついに!

私のもとにも
バケーションがやってきました!
わーいわーい!

…しかーし!!!

ジャズストレポートの
”男子チーム編”が
まだ宙ぶらりんになっていること

…忘れてはいませんよ。

分かってる…。
ちゃんと分かってるもーん…。

勤勉なレナさん。
今日こそはハチマキをキリリと絞って
振り返って参りたいと思います!!

☆☆☆

2015年夏。

”人を喜ばせることに命を懸けている”

そう申し上げても過言ではない
あのヨッシーさんが

またまた
もんのすご~い
”ドリームチーム”を作ってしまいました。

【ヨッシーさん + ツボケンさん + サイモンさん】

…な、なぬー!!

ヨッシーさんとツボケンさんの
タッグマッチは
過去2回体験しておりますが

ツボケンさん + サイモンさん は
今回”初”。

ヨッシーさん + サイモンさん ですら
東京でヨッシーさんとライブをした時に
飛び入りして頂いたことがある。
という程度でして


このお三方が一同に会するということ。

これは
わたくしにとって

それぞれの分野の達人が
拙宅に来てくれて

サクッサクに揚がったトンカツと
芸術的な焼き目をまとった
ふわっふわの鰻と
濃厚ソースとろ~りのフォアグラの
出来立てホヤッホヤを

ぜーんぶ食卓に並べてくれちゃった!的な
アンビリーバボーな出来事なのです。
(ジャズストの後、何故か

本当にこんなような夢をみました)

更には、
世界的に活躍なさっている
村上弘樹さん

そして、
以前ギターの佐々木さんから
「ステキ!」と聞いて以来
ずっとお名前が記憶に残っていた
金澤沙織さん

そんな
輝かしいドラマーお二方の参加も確定。

…という訳で。

「こんな感じでよろしく~」

ヨッシーさんから

連絡が来たあとは
完全に脳みそスパーク。

「何でこんなすごいバンド

作っちゃったんですか!」

「オレにも分からん!」

そんなやり取りを
しつこく4・5回は
繰り返したように思います。

ともかく、
あの方の「鶴の一声」なくしては
実現し得なかった

”夢見る大人のお子様ランチ”。

ツボケンさん&ヨッシーチームは
村上弘樹さん & アンソ兄さんペア で
「フュージョン風味」。

ヨッシー&レナチームは
金澤沙織さん & 藤島君ペア で
「スタンダード風味」。


その ”風味” のみを
直前にふんわり確定させまして
本番を迎えることとなりました。

☆☆☆

ジャズスト前日。
ふっこんさんの車で
サイモンさんと共に新潟入りした
ヨッシーさん。

皆さんの都合により、
今回、リハーサルは「なし」。

あまりにいっぱいいっぱい過ぎて
金曜日は、翌日に備え
真っ直ぐ家に帰る気満々でおりましたが

夕刻になってバンバン届く
リーダーからのメール。

「えべっさん予約したからねー」

「20時半過ぎに着くから!」

「レナも来るやろ?」

「アンソニーと川井も来るってさ!」

「え?それでも来ないの?ウソでしょ??」

…。



…大丈夫なのか?明日の私よ…

そんな諸々の不安も
"天使の笑顔" で、全てチャラ。

「イェーイ!!
ようこそ新潟ジャズストリートへ!」

皆さんと再会を喜び合い
二次会は近頃の恒例となっている
お蕎麦屋さんへ移動。

異常に元気な皆さんと共に
深夜、ツルツルとお蕎麦をすすって
翌日への士気を高めました
(…はずです。多分。)

初日のステージは
NTT東日本さんのショールーム。

(ふっこんさんが撮ってくれた朝一のわたし。
完全に気を抜いている様子が妙におかしい。笑)

別会場での出番を控えた
よしこちゃんがキーボードや
ドラムセットなどを
車で運んでくれて準備完了です。
(ありがとう!!!)

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7月18日(土)
≪RENA & Yossy≫
12:00-13:00
NTT東日本ショールームひかりパーク新潟
(東堀通7 0800-800-4171)
RENA(vo) Yossy(sax) Simon Cosgrove(key,sax) 
福田伸也(g) 藤島博幸(b) 金澤沙織(ds)
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音出しをしている皆さんの表情を
遠巻きに眺めながら
「少々、おネムな感じかな?」
と推測しておりましたが

そんな予想もどこへやら。

サイモンさんアレンジによる
「崖の上のポニョ」や
お客さん参加型のオリジナル曲など

(「このフレーズが出てきたら
皆さん、手拍子をお願いしまーす!」

ヨッシーさん、サイモンさんだけでなく
頭上でスティックを叩いて
お客さんの手拍子をサポート下さる
沙織さん。

初めての共演、初めての曲なのに
すごい一体感!)

『…ワクワクしてる!!』

そんな良い ”気” がこちらにも伝わってきて
おもわず笑みがこぼれます。

私もサイモンさんのオリジナル
「Always smiling」を含む4曲を披露。

脳の一部がまだ寝ぼけていて
カミカミのMCながら、ハッピーな内容。
幸先の良いスタートを切ることが出来ました。

(メンバーのCDが並ぶ光景は圧巻☆)

終了後、私はダッシュでFLASHへ移動。
AYACOさんとのDUOを挟んで
次なるステージは
ツボケンさん、村上さんと一緒に
大好きなストリートでの演奏です!

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≪TSUBO-KEN & Yossy≫
17:00-18:00
ストリート(古町6)
TSUBO-KEN,Yossy(sax) Simon Cosgrove(key,sax) 福田伸也(g) 
渡辺貴行(b) 村上広樹(ds) RENA(vo)
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…本日は、古町6番町の
コンクリートよりお送りしております。

ジャズスト恒例。
ヨッシーさんのあぐら(笑)

いつものことながら
音出し開始から
どんどんどんどんお客さんが増えていきます。

出た―!
これ!これ!!
これが見たかったの!!!

スタープレイヤー揃い踏みの演奏は圧巻!

更には
村上さんによる
まるで魔術のようなドラミング。

めくるめくグルーブのループに
魂を絡めとられて
どこかに遠くへ飛んで行ってしまいそうな
気分になります。

すごいや!!

…ここに来る前
ちょっと休憩をしに実家へ帰ったところ
父がバターを乗せたパンを出してくれながら

「素晴らしいメンバーと一緒に
演奏することが出来てレナは幸せだね。
ヨッシーさんのお蔭だね。」

と、声を掛けてくれました。

…ホントだね。

私も、嬉しさマックス!

村上さんやサイモンさんと
ニコニコ顔を見合わせて
リズムで会話をしている
アンソ兄さんも、超楽しそう!!

いいなぁ~あんな風に会話出来て!
兄さん、とーってもステキでした!

いい笑顔!

すーさんがビールを奢ってくれたよ☆
一足お先にかんぱーい!

…興奮冷めやらぬまま
一同態勢を整えて
この日最後のステージに向かいます。

(伊藤/kin_iさんがこの日のステージを
素晴らしい写真に収めてくれました!
散歩 ◆新潟市のあたり】
伊藤/kin_iさん、ありがとうございます!)

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≪RENA & Yossy≫
20:00-21:00
ジャズ喫茶 スワン
西堀通4025-223-4349
RENA(vo) Yossy(sax) Simon Cosgrove(p,sax) 
福田伸也(g) 藤島博幸(b) 金澤沙織(ds)
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SWANさんは、
事務局として長年にわたり
新潟ジャズストリートを牽引下さっている
お店。

このイベントによって
育てられた世代であることから
日頃、勝手に
「ジャズストリート・チルドレン」を
名乗っている私にとって
ここは、大変に特別な場所です。

落ち着いた空間。

喧噪から離れた
私達だけの ”秘密の小部屋”。

ストリートの熱狂から一転。

沙織さんのブラシの音や
藤島君の温かい音色

ヨッシーさんの息遣いや
サイモンさんが奏でる
細やかなフレーズ

その一粒一粒が

細胞の奥底にまで染み渡り
あるべきものがあるべき場所に収まった。

そんな感覚を
身体中を耳にして味わっていました。

サイモンさん。

…そして、ヨッシーさん。

沙織さんのドラムはいつでも
すぐ傍で優しく寄り添ってくれて

お昼に出会ったばかりなのに
私より随分若い女の子なのに

『分かってるよ。大丈夫だよ。』

そう誰かに言ってもらえた時のような

大きくて温かな空間の中に
私の存在丸ごとを
そのまますっぽり
包みこんでくれるので不思議です。

…愛だな。

この素晴らしい時間を

そして

店内後方におられた
韓国のボーカリストが
「あなたの歌、とっても好きよ。」
と、笑顔で声を掛けて下さったこの日を
きっと忘れない。と思いました。

皆さんのお蔭です。
どうもありがとうございました。


このあと
ヨッシーさん達は
こづえさんとのステージのために
駅南のよっちさんへ移動!

勢いのまま私も同行し
皆さんと共に
初日の打ち上げへとなだれ込みました。

この夜は
村上さんの面白キャラが炸裂。

なにか面白いことを言おうとした
ツボケンさんにすかさず

「はい、噛んだから、ダメ―。」

このお二方のやり取りは最高。

佐藤隆雄さんや恭子ちゃんも加わって
キャッキャキャッキャの大盛り上がり。

…帰宅したのは
午前を回っていたのだろうと思います。
うーむ!濃いね!

翌日はこちら!!!

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7月19日(日)
≪TSUBO-KEN & Yossy≫
12:00-13:00
コーヒーショップ 器
(営所通1025-229-5239)
TSUBO-KEN Yossy(sax) Simon Cosgrove(key,sax) 福田伸也(g) 
渡辺貴行(b) 村上広樹(ds) RENA(vo)
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「”ポニョ”やる!」

「”君宛ての手紙”もやるんやろ?」

「そう!それもやる!」

(”君宛ての手紙”は
ツボケンさん作の名曲。

「”ボク宛ての速達”という名前に変えて
オレの曲にするわ!」

とまで言い出している
ヨッシーさん大お気に入りの1曲です。
You Tubeにも載ってるんですね!
君宛ての手紙】 )

大好きな曲がありすぎて
あれもこれもやりたいヨッシーさん。

2日目、
朝一番のステージとは思えないほどの
充実度。

そして、熱さ!

大いに盛り上がるお客様の後ろ姿を眺めつつ
ついつい思い返してしまうのは

5月末に、ここで
ツボケンさんとヨッシーさんと一緒に
演奏させてもらった時のことでした。

「あの時も素晴らしかったんだけどな…」

「こんな風にたくさんのお客さんに
聴いてもらうにはどうしたらいいのかな…」

素晴らしい演奏を聴きながら
しばし、自分の力の及ばなさについて
想いを馳せているうちに

おぉっと!私の出番!

「攻めましたね~」

そんなメールを
後日、お客様から頂きました。えへ。

確かに、言われてみると
この回は ”攻めた” 内容だったような気がします。

…サッ。

村上さんの
神がかり的ドラムソロに敬意を払い
その場にしゃがみ込む面々の姿が可笑しい。

終演後、色んな方がお声掛け下さって
(ツボケンさんのCDも大人気!)

大満足のまま初回ステージを
後にした私達でした。
足を運んで下さった皆さま、
ありがとうございました!

皆で仲良くお昼ご飯を食べて
AYACOさんとのDUO。
そして、いよいよ最終ステージです!

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≪RENA & Yossy≫
19:00-20:00
マキ(古町通6025-229-1710)
RENA(vo) Yossy(sax) Simon Cosgrove(key,sax) 福田伸也(g) 
藤島博幸(b) 金澤沙織(ds)
===============================

AYACOさんとのステージから
引き続き聴いて下さっているお客様や
AYACOさんご本人

そして、
敬愛する先輩方や
Wednesの川田さんや聡さん

実に
たくさんの方が足を運んで下さいました。
(あ、隆雄さんもいる。笑
このステージは関野クンのお写真と
共にお送りします。)

お腹が空いていたり
疲れていたりして
ちょっとカリカリしてしまっていた私。

しばし
よしこちゃんに甘えて
優しい気持ちをチャージ…

そんな中、
ツボケンさんがゲストとして
加わって演奏下さったのは

2日間で何度も耳にした
「君宛ての手紙」でした。

「弾きながら毎回泣きそうになる」

そう、ふっこんさんも言っていましたが
何度聴いても素晴らしい。

真っ直ぐ心に届く

ツボケンさんの美しい音色

そして
ヨッシーさんの

愛がこもったあったかい音色

聴いているうちに
思わず涙がこぼれてしまいました。

そして、私の出番。

「…ツボケンさんからの手紙が届きましたー。」

マイクを握っての第一声。
私が発したのは
そんな意味不明な言葉でした。

…素晴らしい人達。

この方達と
2日間を共に過ごせたことを
この上なく幸せに思いました。

ヨッシーさん、ありがとう。

「いつ言おうか迷いつつ
今になってしまったのだけれど
Prayerを歌ってくれてありがとう。」

後日、
音楽仲間の恭子ちゃんから
そんなメールが届きました。

ジャズストリートが終わった。

そんな想いが込み上げてきて
半泣きで聴いてしまった。

と、教えてくれました。

このイベントに参加させて頂いて
早10数年。

私も恭子ちゃんと同じように
長かった一日を終え
足を運んだ先で耳にした演奏に
心をほどかれ、涙してしまったことが
何度もありました。

加藤あおいさんが
FLASHで弾き語りしてくれた
「As Time Goes By」

荒井さんや五十嵐さん、尾崎さんが
ジョイアミーアで演奏してくれた
「Farmer's Trust」

どれもこれも
心に残っていて

その曲を聴くと
今でもその時の気持ちが甦ります。

出し惜しみをした訳じゃないけど
「今歌いたいな。」と思いついて

結果的に2日間で唯一
2015年の夏のジャズストの
締めくくりとして
演奏したこの曲が

私だけでなく
誰かのもとにもちゃんと届いたのだな。
と思ったら

とても嬉しい気持ちになりました。

皆さまのご支援に

心より感謝申し上げます。

どうもありがとうございました。

それでは、またね。