お江戸ライブ、終了!

先日、人生の大先輩である
とある方と
共演させて頂く機会に恵まれまして

「今までお客さんとして
ステージを見てる時には気づかなかったのだけど…」

と、
わたし自身ですら自覚していなかった
意外なことについてのご指摘を頂きました

「レナちゃんはさ
案外、不器用なタイプなのかもね。」

…え?
ホント?!

「何でもすぐに上手に歌えちゃう
器用な人もたくさんいると思うんだけど
あなたの場合
1回目の練習の時よりも2回目の時の方が
2回目の練習の時よりも、本番の方が、って
段階を踏んで自分のものにしてくるじゃない?
その分、どこかで努力しているんだろうけどさ。」

課題曲が
中島みゆきさんの”地上の星”
(しかも、オリジナルキー)

更に
練習の後に頂いた
私の歌唱へのリクエストが

「もっと不良っぽく」

ということで…(笑)

普段以上に
苦戦してしまった感は否めませんが

どちらかというと
器用貧乏で何も身に着かないタイプだと
自分では感じていたので

「時間がかかっている分の何かが
あなたの歌にちゃんと現れてると思うよ。」

そう言ってもらえて
ほんわか嬉しい気持ちになりました。

…うん、そうかも。
歌に関してはそうかも。

普段、音楽とは
全く縁のない場所におられるこのお方。

前から思っていることなのですが
能力のある方って
物事の本質を嗅ぎ取る力が
抜きんでているんですよね~。

全くもって感服です。

さーて。
体育の日の月曜日は
約半年ぶりの東京ライブでございました。
(先回お邪魔したのは3月のレコ発でした)

メイプルハウスさんに向かって
1人テクテク歩いておりましたら
道を挟んだ向かい側、見慣れた階段付近に
サスペンダー姿のケンちゃんを発見。

「…あっ。ケンちゃんだぁ。。。」

何故かその背中を見て
一瞬、涙ぐむワタクシ (←謎)。

(かっこいい看板を作ってもらっちゃいましたよ!)

今回は珍しく、お土産持参で参戦。
駅南のぽん酒館で選んだちっちゃいお醤油と
サラダホープの普通味とカレー味を
ささやかながら皆さんに進呈させて頂きました。

「ふむふむ。。。」

お醤油屋さんのパンフレットを
じっくり読み込むケンちゃん。

「あ。
今日の衣裳、このパンフレットと同じ色合いや。」

「ホントだー!
これ持ってこれ持って!」

『 … 。
(これでいいのかな?) 』

ついつい敬語を使い忘れてしまうのは
この方が醸し出す
”近所のお兄さん” 的な空気感によるものであると
推察しております。

(それにしても、
おせんべい と お醤油を人数分
という、このチョイス。

「かさばるわ、重いわ、
すごい取り合わせやな…」

冷静。
実に冷静なご意見。

とにかく、前日の荷造りで既に戦意喪失。
東京駅に着いた瞬間、
「いますぐ皆に会いたい!」と思ったほどの
存在感でした。)

ヨッシーさんが
多分、アイスでも食べながら適当につけた
「つねちゃん赤ちゃんこんにちはライブ」
というイベント名を重くとらえて
『真剣に4か月の赤ちゃんと嫁と
両親を連れてくることを検討した。』
と仰っておられた本日の主役、
ドラムの恒川さん。

久々にお会いしたら
お髭をたくわえ、
すっかりイメージチェンジ。
メンズノンノ(?)に登場する
モデルさんのようなフェロモンを漂わせていた
ギターのふっこんさん。

『僕のお仕事は
みんなに夢を与えることだからねっ!』

この日もステージ衣装をバッチリ持参。
先日拝聴した名言が記憶に新しい
”夢の国の王子さま” ふーみんさんは
当日朝、お仕事先の沖縄(!)を出発し
現地に駆けつけてくれました。

更には
ある日アパートの玄関前で出会って以来
妙に懐かれてしまっている猫ちゃんとの
ハートウォーミングな交流を聞かせてくれた
勇人さんに
(その内容がまた、すごい勇人さんぽいの。
少女マンガに出てくる人みたい。)

相変わらずのクチビル芸。
「もう終わってるわ!!」
とおっしゃっておられましたが
なんのなんの。
”終わらない唇”の持ち主は
いつものごとく、驚異のクチビル力を
見せつけてくれました
トランペットの峰崎さん。

遠い東京で
色んな人から重宝がられて
活躍している様子が
本当に頼もしくて、嬉しい。
同じ新潟出身のベーシスト石綿君。

2日前と言う急遽のお願いにもかかわらず
快く出演を快諾下さった
紅一点、私のキティちゃん
バリトンの恵子さん。

そして。

「そんなの、オレ何回も食べてるで!
自分で買って帰ったこともあるし!」

と、新潟が誇る亀田製菓の名品
”サラダホープ”を鼻で笑いつつ
目を離すとや、バンバン袋を開け
人の分までムシャムシャ食べ散らかしている
リーダー、ヨッシーさん。

「カレー味食べたの初めてー!
うまーい!」

…まぁ、こんな感じで
お一人おひとりについての話題が
とにかく尽きなくて

いちいち異常に長くなってしまう
メンバー紹介に
私の”愛の深さ”が
表れていたように思いましたが
(皆が笑ってくれるから尚更調子に乗るんですよね。)

私を含めて10人編成。

ビッグバンドアレンジ曲ばかりを取り上げた今回は

恐らく
ふっこんさんや勇人さんと
初めて会った時に歌った
Too Close For Comfort や L-O-V-E
(たしか、桃ちゃんやシン君も一緒だった)

今年の初歌い、
1月のジャズストリートで歌った
Almost Like Being Love、

それから6月にNYBBで歌った 
Alright OK,You Win などなど

披露するチャンスが限られている
演目揃いであるだけに

歌いながら
それらの曲がそれぞれ
私の中の思い出1つ1つと
いつも以上に密接に結びついていることを
実感すると共に

家の柱に背中をくっ付けて
昔と今の自分の背丈を比べている時のような

…時間はかかっているけど
ちゃんと成長してる。

そんな手ごたえのようなものを
しっかり味わってくることが出来た
東京ライブだったと思います。

(「レナが性転換するか
オレが譜面を書き直すか」 という
そんなものすごい2択の瀬戸際で
ヨッシーさんに救って頂いた新曲
I've Got The World On A String も
これからそんな風に育ってくれたらうれしいです^^)

そして

「ボーカルの音色って
本人からしか発せられないから
その人のいるところでしか聴けないんだよな~って。
そんなことを思いながら心地よい時間を過ごしたよ。」

遠い東京で
こんな私の上京を待っていて下さる
奇特なお客様の存在にも
いつも、大変に勇気づけられています。
皆さま、いつもありがとうございます!
(お写真はせんしゅうさんから頂きました!)

よーし!
空はまだ明るい!
新幹線に乗り込む前に
打ち上げだー!!!
イェーイ!

「昨日も打ち上げやったもん。
ちょっとだけやで。」

な~んて仰っておられた
ふーみんさんも絶好調!

手首を痛めてしまいそうなほどの
巨大ジョッキに入ったホッピーのお次は
銀色のヤカンに入った3合で300円くらいの
謎多き日本酒にチャレンジ。

ガンガン飲み進む一同は
わははわははの大盛り上がり。
(石綿君はその後も仕事だと言っていたのに
やっぱり、ヤカン酒!!)

「あれ?手帳どこに入れたっけ?」

ゴソゴソ。

「…ないなぁ、ないなぁ…。」

「チャックがたくさんあるんですね!
そのリュック!」

「うん。」

「…。」

(見つからなかったらしい。)

あぁ…可愛らしい。
そんな、ほろ酔いさんの一部始終を眺めていたら

(やはり傍らでふっこんさんも
静かにその様子を見守っておられました。)

日々のささくれだった心が
シュワシュワワ~と癒やされましたことです。

東京の皆さん、ありがとうございました!!!

さ~て。
昨日から突如思い出したかのように
慌ただしくメッセージが飛び交い始めました
12月23日(水祝)NYBBクリスマスライブ。

その前に2つ、ライブがあって
年内の予定はそんな感じとなっております。
詳細はスケジュールをご覧くださいね♪

今年こそはちゃんと年賀状を書くぞ―!!

それでは、またね。