近況報告

先月から
オンラインの英会話を始めました。

年齢も、英語力も、住んでるところも
ばらばらな人たちが、週に1回、音声のみで集まって
事前に提示されたトピックについて話し合っています。

19歳とか20歳とか
若いお嬢さんたちがペラッペラと英語を操り
楽しそうにおしゃべりしている中

わたしなんかは
おしゃべりどころか
質問にもろくに答えられず
まったくひどい有様なんですけど

逃げも隠れも
ごまかすことも許してもらえず

(誰も助け船を出してくれないまま
唸ってる状態で数秒間さらされる、とか
ざらにあります)

カメラがないために
照れ笑いもジェスチャーも
通用しない。

ただ、

そんな
虚飾ゼロの空間に
身を置いてみると

”いつものレナさん” の
出る幕がまったくなくて

もどかしくて
苦しいけれど

意外と
人として、とても
いい感じでいれるので笑えます。

アレクサンダー・テクニークの理論の中に
end-gaining(エンド・ゲイニング)
という言葉があるそうです。

endは「目的」
gainは「獲得する」。

「目的に一生懸命になりすぎること」

を、指す言葉なのだとか。

「みんなと比べて
全然しゃべれてなくて悔しかった。」

レッスンのあと、
医療通訳を志しているお嬢さんから
そんな、落ち込んでる様子の感想が届きました。

同期全員へ向けての
文章だったのですが

私は「全然そんなことないよ!」
って思ったから

「全くしゃべれない私からしたら
あなたも、みんなも、雲の上の人みたいで
ただただ、すごいな~!!と思いながら
お話を聞いてましたよ。

わたしもいつかあなたたちみたいになれると信じて
楽しみながら成長していきたいです!」

と、勇気を出して返信してみたところ
泣き笑いマークの絵文字と共に
感謝の言葉が届きました。

彼女が抱いてる感覚は
私にとっても”お馴染み”の
良く知ってる感覚。

それが
本気で得たいものであればあるほど

期待値だけが
どんどん高まってしまい

気持ちが
現実から離れすぎてしまうような
気がしています。

今の居場所を
ちゃんと認めてあげること。

結果を急ぎ過ぎず
頑張りすぎないこと。

頑張ることを美徳として生きてきた世代の
私からしたら

かなり苦手な分野の
チャレンジではありますが

私は今
英会話を通じて
”新しい在り方” を学びつつあるのかもしれない。
と、感じています。

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≪end-gaining関連記事≫
https://www.littlesounds.com/wp/52490314/

「不安かもしれないけれど、
がんばらないことが近道のこともけっこうあるのです。」

この文章を書かれた
石井先生の記事。

さかのぼって拝読しては
感銘をうけています。

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週末は、
先週末行われたNYBBミニの記事を書きますね。

それでは、またね!!