同じ空
あっという間に11月!
2021年も残すところ2ヶ月となりました。
皆さま、いかがお過ごしですか?
『明け方になると勝手に目が覚めちゃうんだよ〜』
近頃、困ったように
そう仰っていた先輩方のお顔が
しばしば思い出されます。
というのも、私にも
今年の夏頃からかな?
早朝、寝室の窓を開けて
猫と一緒に日の出を眺める習慣が出来たから
毎朝、空がほの明るくなり始めると
不思議なほど一斉に
目を覚ます鳥たち。
近くで、遠くで
賑やかな声が響き渡ります。
空は刻一刻とその色を変えていき
一部分にだけ
気をとられていると
暗いままだと思っていた別の場所には
とっくに
見慣れた水色が現れていたりして
なんというか、
決まった窓、同じ角度
同じ景観でありながら
一つとして同じ朝がないというのが
"日の出ウォッチング" の面白いところです。
太陽と、猫と、自分とを
見えない糸で繋ぎながら
空を眺めていると
「私も地球の一員なのだ。」
そんな自覚で背筋の伸びる思いがします。
***
さて、もうあれから
随分と時が経ってしまいました。
2年2か月ぶりのサイモンさんとのライブ。
Facebookかどこかで
お髭ボーボーの写真をお見かけしていたから
サイモンさんにお会いして
一番最初に確認したのは
マスクの下の"髭の長さ"でした
私も髪が短くなっちゃったし
見た目だけじゃなくて、暮らし方や考え方など
お互い色々変わってしまった所もあるのだろうけど
顔を合わせ
音を重ねてみたら、即座に
「ただいまー!!」という気分になって
ホッとしました。
サイモンさんの
優しい音色や語り口
そして、久々に再会したお客様や
FLASHのマスターや奥様の
温かい笑顔
歌うことは
満たすこと。
美しい時間に
肩まで浸っているうちに
胸の内の大きな空白が
隅々まで満たされていく
そんな感覚を覚えました。
2日目となる
出雲崎ストリートジャズでは
このところの「空ブーム」に相応しく
1日中、大きな空の下で過ごすことが叶いました。
右手に海、左手に山、頭上に空、
これ以上はない、という
最高のシチュエーションに
サイモンさん・山村さん・岡部さんというご機嫌なトリオ。
幸せ満点な気分で歌わせて頂いた後も
青空が
夕焼けとなり
満天の星空になるまで
私たちはずっと
美しい自然の中で、お酒を片手に
語らったり、笑ったりしていました。
ベースの山村さんと
お会いするのは5年ぶり
ドラムの岡部さんとは初めましてだったけれど
そんなこと
遊んでいるうちに全くわからなくなってた。
帰り際、サイモンさんが
「みんなでハグしよう」と言ってくれて
サイモンさん、山村さん、岡部さん、レナ
最後に4人、肩を組み合うようにして
ハグをし合いました。
ディスタンスだなんだと言って
気持ち的にも、体感的にも
ずっとこういう触れ合いから
離れていたから
電車の中で、何度も何度も
皆さんとの温かいお別れのシーンを回想しながら
帰路につきました。
人生って素敵だな。
そんなことを思った
先月でした。
素敵な思い出をありがとう。
2日間で出会った皆さんに
心から感謝を送ります!!
それでは、またね!