TWEビッグバンド30周年記念コンサート終了!

家路に向かう車中にて。

この日、サポートメンバーとして
トランペットを担当下さっていた
真弓さん(日向くんのお母さん)が
夕日を見ながら言いました。

「明日も良い一日になるね〜!」

笑顔が見えるような明るい声と
オレンジ色に輝く大きな太陽とのマッチング。

それは、今日までにあった様々な出来事を全て
しゅわしゅわしゅわと昇華してくれるような
心に沁み入るシーンでした。

先週末、
TWE BIG BANDさんの
30周年をお祝いする記念公演が
盛大に行われました。

感染症拡大のあおりを受け
活動自粛を余儀なくされていた期間を経て
ようやく2年越しで実現した
お祝いのコンサート。

数日先の予定にすら
確証を持てないこの状況下

実現に向け尽力してこられた
皆さんのご苦労、ご心労は
私達の想像を遥かに超えるものだったと推察します。

そして。

楽しむこと
人を楽しませることが
大好きなTWEさん。

本来であればもっともっと
お祝いモードが爆発しそうなものなのに

今回、本番中も本番後も
全くそういった意味での
感傷的な空気が漂わなかった背景には

ステージに上がって一緒にお祝いをしたかった
メンバーの不在があったのだと思います。

ただ、サポートメンバーを迎えても
TWEさんの「風通し」の良さはいつもどおり!

当日、私が歌った曲の中で
皆さん全員が
暗転したステージ上で携帯電話のライトを
左右に振ってくれる演出があったのですが

あれは
当日朝の短いリハーサルの中で
ポッと生まれたアイディア。

リハーサル終了後、
直ちに各パート内で
「曲中のどの部分からライトを点灯するのか」
という周知が行われていた、という話や

「携帯の照明ってどうやってつけるの?」
という方には、若者による
「ライトのつけ方指導」が行われていた、
という話など

(恐らく、リーダーは
その件に関しては一切関与してなかったはず。)

20代から50代まで
様々な年代からなるメンバー構成ながら
一人一人が等しい重さでバンド内に存在している
あの温かい雰囲気は

長年、代々の先輩方を通じて育まれてきた
文化の賜物なんだろうな、と感じました。

今回は、感染予防のため
恒例のロビーでのお見送りも自粛となり
お客様のどなたとも直接お会いすることが
叶わなかったのですが

客席には、かつてこのバンドに在席しておられた
レジェンドの先輩方のお姿も見えていた模様。

終演後、人づてにそんなお話を伺った時にも

この30周年記念コンサートは
日頃、活動を応援してくださるお客様も含め

これまでTWEさんに関わって来られた
全ての皆さんと共に作り上げた
お祝いの場だったのだな、
という気持ちになりました。

結成当初は、リーダーの佐藤隆雄さん初め
現在の中核メンバーもきっとまだ20代だったはず。
これだけの大きい存在を毎年回し続けてきた
そのパワーたるや。

皆さんのカッコいい背中に
心からの拍手を送ります。

TWEさん、ありがとう!!
30周年、おめでとうございました!!!

(写真はファインダー関野くんの作品です
久々に会えて嬉しかった!)

(久々の大舞台を前にテンパるボーカリストが
人を車にお待たせしてまでバタバタと
コンビニで購入していたものがこちら。
何、この謎のチョイス… 
未だ手付かず。)