力は継続なり
「"力は継続なり"ですから!」
お友達がそんな風に言っていました。
「継続は力なり」 を ひっくり返しただけなのに
そうすることによって何故か
「力をつける為には継続するより他はないのだ!」
と、その結びつきがより強力になったように感じられてしまうところが不思議です。
ジャズ・ストリートのMCで
「このイベントが始まった頃に歌い始めて・・」と
うっかり、ジャズと出会って8年目であることを明かしてしまい
ナオミさんをビックリさせる一幕がありましたが
本当のところを白状しますと
継続して取り組めているのは、たかだかここ3年ほどの事です。
「穴があったら入りたい!という気持ちになることって
歌を歌っていると数え切れないほどあるわよね。」
最近、大先輩ですらそう感じておられることを知ってホッとしましたが
ストリートに出演し始めていた数年間は、歌うたびに深く落ち込んで
「自分には向いていない」などと後ろ向きな発言をしては
ろくに練習もせず、上達していく人を羨むばかりの日々を過ごしていました。
そうこうしているうちに、急に仕事が忙しくなり
歌うことはおろか音楽を聴く気持ちすら起こらない時期が約2年続きました。
今、改めて振り返ると
その期間が「歌いたい」という気持ちをじっくり育ててくれたように思います。
そして。
いつも思うことは
音楽を通じて出会った友人、家族、周りにおられる皆さんの存在なしには
今の生活はなかったであろうということ。
こうしていられる現在を「幸せだな~」と、毎日、シミジミ感じています。
皆さん、ありがとう!!
・・・ジャズ・ストリートを終えると (つまり1年に2回ということですが)
いつも必ずこうした感傷的な気持ちになります。
暑苦しくてどうもスミマセン。
あともう1個。
最近実感しているのは
「1つのことをし続けていると、見える景色が変わってくる」ということです。
やればやるほど課題が増えていくけれど
それは去年と同じ類のものではなくて
そればかりか、去年は思いつくことすら出来なかったことだったりして
こんな景色があるなんて知らなかったよ!と
山登りの最中、ふと足を止めては「う~む」と感じ入ること、しばしば。
もっと上方を登っている人には
また違った景色が見えていることでしょう。
もっと見てみたい!
まだそんな欲があります!
まだやれますよ!
穴に何十回隠れたとしても
そんなことすぐに忘れてしまうほどの喜びを今はたくさんもらえているから
だから、歌うことがやめられないのだと思います。